パリ・ルーブル美術館の秘密

パリ・ルーブル美術館の秘密ニコラ・フィリベール監督 1990年(仏) 85分 カラー)

★★★☆☆
所蔵品数約35万点、世界最大規模を誇るルーヴル美術館。館内に置かれた作品すべてを見るには、ゆうに一週間はかかると言われる。カメラはこの美術館の所属する豪華絢爛たる美術品とその舞台裏で働くスタッフに密着し、このフィルムを紡ぎあげた。金メッキ師、大理石職人、清掃員、警備員、案内係、資料係、写真家、庭師、音響学者、物理・科学者、調理人、修復師、消防士などルーブルで働く1200人ものスタッフの仕事が明かされていく。音楽がほとんど入らない映像が、ルーヴル美術館で黙々と働くスタッフの真摯な姿を際立たせる。


結構美術館などにいくのでこの映画に興味がありツタヤでこれを見つけてからいつもレンタル中でさらに借りたくなる欲求が増しついに借りる事が出来た一品
華やかなルーブル美術館の裏で働く人たちの仕事振りを淡々と撮り続けるドキュメンタリー
しかもほんとにただ映しているだけの生の姿で説明もなにも入らないので時々何をしてるのかわからない仕事もあったほど、けどほんと興味深い映像ばかりでルーブルの仕掛けや迷路のような地下通路、でっかい絵画の扱いなど、芸術品に対して繊細かつ大胆な取り扱い、結構素手でベタベタ触るとは思わなかった手術用の見たいなビニール手袋をして扱うのかと思ってた。あと学芸員って頭脳労働かなと思ってたけど結構力仕事ですねトレーニングルームとかもありました。彫刻は飾って動かないからいいのであって意図的な撮り方をしているのもあるが運搬中の彫刻は怖い^^;変なポーズであらぬ方向をじっと見つめてるものが動いてる(運搬中)姿はほんと不気味に見えました
ほんと仕事風景を淡々と映してるだけでストーリーも何もないので(なにかの展覧会にむけての作業風景ではあるけどね)基本的には退屈な映画だと思います。けど興味があれば次第にのめり込んで行くでしょう


追伸:制服の衣装あわせの時に服を盗まれたといっていたおばちゃんのその後の顛末がすごい気になって仕方ありません