Mr.インクレディブル

Mr.インクレディブル

★★★★★
スーパー・ヒーローの黄金時代。正義のために戦う彼らは、人々の尊敬と憧れの的だった。だがその桁ちがいのパワーは社会に損害を与えることも多く、ついに政府はスーパー・ヒーロー制度の廃止を宣言する。それから15年。人気・実力とも最高のヒーロー“Mr.インクレディブル”も、今や保険会社のしがない社員ボブ・パーとして暮らしている。元スーパー・レディの妻と3人の子供との生活は表向き幸せだったが、ボブはかつての充実感を忘れられず、悩んでいた。そんな折、元スーパー・ヒーローが次々に行方不明となる事件が起こる…。



うん、ただ素直に面白いと言える作品だった
奥にも手が届いてる練られたシナリオ、考えに考えられたヒーローアクション、目に心にやさしいCGと全てが文句の付け所のないいい仕事をしている
ヒーロー問題と家族問題、敵の目的と見事に融和させ解決昇華していくシナリオは見事の一言
ヒーローアクションもそれぞれがそれぞれに見事に過不足なく主張していて楽しい特にお母さんのゴムアクションはワンピース(週刊少年ジャンプ)のゴムアクションのアイディアが貧困かと思わせるぐらい多彩で面白かった
日本はCGにとにかくリアルに近づけていこうとするがそんなのはいくらやってもリアルにかなわないのだからハリウッドのデフォルメの造型は正しい選択といえるだろう、それぞれいいキャラ造型してた
しかし唯一残念と言うか違和感を感じたのは結構容赦のない事、これだけやさしい世界なのにヒーローや敵の末路はハッキリと死んだだろと思わせるものだった
ヒーロー訴訟問題とかとあわせ微妙にアメリカという国の心の闇を見た気がする


追記:日本語吹き替えで見たんだけど宮迫博之さん(雨上がり決死隊)結構上手い演技でしたね